生活

雑記

惰弱な精神について

ランダムかつ唐突に落ち込む期間がやってくる。かれこれ思春期からそんな調子だったので恒例行事ではあるのだが。明滅を繰り返すように切り替わる情緒に絆されることにも漸く慣れてきた気がするけれど、だからと言っ...
雑記

千年続いてほしい話

選ばれないことにほとほと慣れ切った私が、「選ぶ側」の人間になった。他者と会話することは、たしかに面白いことだと思う。何をどんな風に考えているか、どんなものが好きなのか、どういったことに揺さぶられるのか...
雑記

ふかふかの食パンを食べたい話

猫の引っ掻き跡みたいな三日月が西の空にぽっかり浮かんでほくそ笑んでいた。澱んだ用水路は夜を纏って、まるで清流であるかのように澄んだ顔をしながら、水面に反射する街灯を装飾品のようにゆらゆら煌めかせていた...
雑記

百行書きたい話

今まで「諦めてきたこと」に想いを馳せる。諦めたと言えるほど、心血を注いだものがなかったことに気付く。辛酸をなめる前に途絶えた点、おそらく線と呼べるほどの軌跡はない点。投げ出して放棄した数々。それらのな...
生活

岸政彦『断片的なものの社会学』、朝日出版社、2015年

出会いというのは、何も人とのそれを意味するわけではないことを改めて実感したのは、恥ずかしいことについ最近のことだ。それは音楽、それは読書。ものすごいスピードで私の目の前から過ぎ去っていく人やモノ。それ...
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